朝日世界会議を聴講して
10月3日、Asahi World Forumでマイケル・トッド氏の講演「グローバリズムの危機」を聞いた。世界の動向の預言者とも言われるフランス人類学、歴史学者。欧州の混沌ぶり、米国の大統領選と背景、中国の実態と動向、日本の課題など崩れつつあるグローバリズムを軸に世界はどこ...
防災訓練で思うー市民意識は育っているか
去る9月4日には代々木公園での防災訓練に参加しましたが、殆どが高齢者。若者不在では、市民の安全は保障できないという危機感を覚えたほどです。渋谷では、今年からやり方を変え、結構、エンターテインメントの要素などをちりばめて、若い層の関心を呼ぼうと努めたようですが、その希望的観測...
知らないままでいいのか
今日は8月14日で、改めて太平洋戦争を振り返ってみました。午後のテレビ朝日の番組「空白の7日間」を見ました。私たちは玉音放送で戦争が終わったと単純に思っていましたが、ハリウッドの映画「Emperor」でも日本版の「日本の一番長い日」でも、大変危うい状況で玉音放送がされたかと...
71回目の8月15日を偲ぶ
本日、71回目の8月15日の終戦記念日の追悼を共有したいと思います。70年を経て、太平洋戦争開戦を巡る事実が明らかにされてくるほどに、政治の駆け引きの醜さ、怖さが感じられます。また、終戦後の日本の来し方では、米国主導の政策に異を唱えられなかった状況はさておき、近代史の教育が...
終戦記念日近くに思う
間もなく終戦記念日がめぐってくるこの機に、上映中の映画「帰ってきたヒトラー」〈独映画〉を ご紹介したい。時空を超えて現世に戻ってきたヒトラーが、現在の右翼ポピュリズムのネオナチ、ドイツ国内での移民排斥の動きに乗じて、演説をぶち、叱咤激励し、大衆に怒りを植え付け、専制支配を操...
夏休み中の友カフェ便り
「友カフェの来歴」 バブル経済がはじける以前、所属していた人材育成事業の一環で、企業人相手に勉強会、研究会を数年間開催していました。1990年代中盤、バブル崩壊にあわせた事業撤退で独立し、有限会社を興しましたが、その過程で、一メンターの助言を受けました。会社運営のノウハウ以...
≪いま、被災地からー岩手・宮城・福島の美術と震災復興ー≫ 東京芸大美術展から
東京芸大美術館の展示「いま、被災地からー岩手・宮城・福島の美術と震災復興ー」は5年を過ぎて東北の震災を思い、かつ、美術の力強さ、メッセージをうけとめるいい機会でした。被災した作品群を修復する過程とその尽力に携わる芸大にも、改めて大きな拍手と感謝を送りたいと思います。展示は6...
チリのサケの養殖事業を巡る実態背景と所感
食の危機に対して3・11以降、私たちの関心はとみに高まった。消化器官を通して、 血となり、骨となる食に関しては、毒を食わば皿までと勇ましくでられない。どうして も用心深くなるが、あれもこれもダメと言われると、開き直りたくもなる。...
人は何のために坐禅するのか
はじめに:2月の友カフェに松永さんをお招きした。長期にわたるトーストマスター仲間であり、なかでも、優れたパブリックスピーカーである。高校生の頃から、坐禅を始めたあたり、ただ者でないと 思わせる。高校時代、普通、世間並の誘惑で浮ついているのが普通でなかろうか。まあ、個人的好奇...
JWLI ボストン研修募集案内
如月のご挨拶と新たなお知らせ一件お届けします。NPOを運営されている方、計画している方、まだ具体的でないがいずれとお考えの方で、今年10月1ヶ月、Bostonで研修を受けることに食指が動いたら下記サイトにアクセスしてください:http://jwli.org/applicat...