友カフェ・ワークショップ サイドストーリー
2016年2月20日友カフェ・ワークショップは「坐禅から見えてくるもの」というテーマで禅歴42年のネクタイ菩薩、松永大介さんにお話いただく趣向です。主催側として、話の流れを執拗にお聞きしようとしての回答は、「坐禅について宣伝したり、PRする必要はありません。話は法話とか大学...
ことばのまやかし
「ことばの力学ー応用言語学への招待」(白井恭弘著 岩波新書)は無意識へ働きかけることばにからむ問題を解き明かしている点で面白く読めるのでご紹介したい。 例えば、「除染」ということばには、情報操作の一種まやかしがある という指摘だ。原発事故後には、「除染」ということばを繰り返...
「声の力」つづき (谷川俊太郎)
年初の思いは、「観るサル、聴くサル、語るサルでいこう」です。語りについて、『声の力』(岩波書店)から谷川俊太郎のことばを拾ってみました。語るーそれはこころをこめるがキーなのですね: 「聞いた話だが,胎児は4カ月のころから,もう耳が聞こえているのだそうだ.外界の音は聞こえない...
声の力
ことば・こころ塾としては、ことばに鋭敏でありたいと願う。ことばは無言の声を含め、声と一体と考える。その意味でも、岩波書店で編集された「声の力」で紹介される4人のことばは熟成された、美酒のようにしみわたってくる。年初にあたって、じっくり味わってみたい。...
クリスマス・イブに贈りたいことば
"Beyond Pearls" W.Tubbs If I just do my thing and you do yours, We stand in danger of losing each other and ourselves, I am not in this...
鏡に映った自己
自分の言動が他者にどのように受け取られ、評価されるか想像することで自己評価が態度に組み込まれるようになるとは社会学者のクーリー(Cooley,C.H.)のことばです。自分の姿は鏡を通してしか見られないように、自分はどういう人間かは他者の評価や態度を通して知覚される。つまり、...
村上隆の五百羅漢は爆発だ
「芸術は爆発だ!」ということばを残したのは岡本太郎だが、村上隆の五百羅漢はまさに、爆発だった。長い間、村上を食わず嫌いしていた。目の大きいミニーのようなキャラクターが大々的に目に入った時、「ふざけるにも程がある」という一種の反感めいた感情を覚えたといったら、村上ファンにソウ...
紅茶とワインの香りと味わいの午後
19日は2015年最終回、久しぶりの友カフェ開店でした。10名の方々 にお越しいただき、懐かしい気分のなかで、原和加子さん、井筒健さん にそれぞれご持参の幾種ものTea とワイン3種を賞味しながら、お話を 伺うことができました。それぞれの歴史、文化的背景、食とのつながりも...
舞台創作劇の世界
小さな舞台にある世界を出現させて、演じる側も観る側も共通の疑似体験をする。そこに共感や 感動がうまれる。それが演劇と理解している。演劇に憧れながら、その世界に飛び込まなかった後悔はずっと引きづって、ことばやボディムーブメント、歌、詩、語り、絵画、写真、衣装、アクセサリー、化...
ウェストエンド・スタジオの公演に注目(12/11‐13/2015)
12月11-13日に、中野区新井にあるWestend Studioでの芝居「ひとびとーこの土の上で、私たちは」が思考動物という名の演劇集団によって演でられます。戦後70年を期に、戦争を知らない女性演出家と若手俳優達が戦争時期のドラマを体現します。実際に生き抜いてきた世代の一...